トイレをDIYでタンクレス風に大改造 ~その3 設置編~


殺風景なトイレをタンクレス風に改造しよう!ということで、前々回に部品を作成、前回は塗装を行い、いよいよ準備が整いました。それでは、最後にトイレへ設置をしてみましょう。

いざ組み立て開始! 

設置前の状態からスタート。剥き出しになった温水洗浄便座の配線や、床に置かれた掃除道具を隠して、すっきり感と掃除のしやすさの両立を目指します。



まずは左側のフレームを置きます。壁に固定してしまえば簡単なんだけど、トイレに何かあった際に取り外せるように、全てのパーツは固定せずに置いて組み立てる方式にしています。そのため、基本となるフレームもトイレタンクの左右に分けて置く形です。



壁のコンセントを避けるために、柱が1本だけ短辺長辺の向きが異なっているなど、想定段階では気付かなかった変更点は多々あります。



右側のフレームも置いてみました。



こちら側も、洗浄レバーを避けるために、いびつな形になっています。



左右のフレームの上に、前後2本の梁を載せます。これも固定はせずに、フレームの上に載せただけです。



手前側の梁は平たく置いてますが、奥側はタンクと壁との隙間が狭いために、立てて載せます。このせいでフレーム自体の前後の高さを変えないといけないのも、若干面倒でした。



このフレームに、マグネットキャッチで前面パネルとなるシナベニヤを取り付けます。これも分解できるようにするための苦肉の策。マグネットキャッチは正しい位置に付けると磁力が強すぎるため、あえて半分程度が付くように金具の位置をずらして、ベニヤに両面テープ貼りしました。



左側の前面パネルを取り付けたところ。全部を1枚板にしてしまうと取り外しが大変なので、これも左右分割式にしています。



右側の前面パネルも合体。上手くはまって、ほっとひと息。



一旦、手洗いボウルを外します。



高さを合わせたフレームとトイレタンクの上に、天板を載せます。この天板を挟んで、手洗いボウルを元に戻します。天板はこれ以上厚くなると、手洗いボウルの蛇口へのチューブが届かなくなるかもしれません。



続いて、引き出しを取り付けます。いざはめてみるとちょっときつい部分もあったので、紙やすりで削ったりしながら微調整しました。



引き出すとこんな感じ。引き出しレールもない簡素な作りだし、色も外から見える場所しか塗っていないけれど、機能的には問題なしです。



洗浄レバー部分。こんな風に覗き込めば中の作りが見えちゃうけれど、普通に使っている分には見えないからOKです、よね。



掃除道具を隠す扉。蝶番もペンキで塗っちゃいましたが、良い子のみなさんは塗る前にちゃんと養生しましょう。



扉を開けたところ。中は結構いいかげんw 外からは見えないからね~。



さあ、完成です! 

じゃーん! ついに完成です!

配線も掃除道具も見えなくなって、気分すっきり、掃除も楽々。こう見ると結構な存在感ですが、前を向いて便座に座っている分には何も変わっていないので問題ありません。



こんな低い位置から見ることはないですけどね。引き出しが付いて、収納力もアップしました。



天板には手洗い石鹸も置けたりして便利になりました。むしろ奥の棚に置くものがなくなって困っていますw



水もちゃんと出ますよ。天板の上に手洗いボウルを載せたから、トイレタンクをくり抜いた部分の切り口が見えないのも気に入っています。



ということで、こんな適当な設計図(というかイメージ図)から始まったトイレの改造計画もついに終了。初めての本格的なDIYでしたが、かなりいい感じに出来たんじゃないかと思います。次の課題は、汚れてきている壁の改造。ペンキを塗るか、しっくいを塗るかを検討してみます。あと、棚のせいで若干使いづらくなった洗浄レバーも何か改良したいですね。




(おしまい)


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