トイレをDIYでタンクレス風に大改造 ~その1 部品作成編~


殺風景なトイレを心地良くしたい 

後付けした温水洗浄便座の配線がむき出しで、床に置いた掃除道具も気になる我が家のトイレ。殺風景で温かみがないし、掃除をするのにも邪魔。もっと心地良くてすっきりした空間にしたい!ということで、流行りの「DIYでタンクレス風トイレに改造」に挑戦してみました!



開始前。あまりに普通で、お洒落さとは無縁ですね~。



まずは角材でフレーム作り 

まずは1.9×3.8mmの角材を使って、タンクの左右にフレームを作りました。上端はタンクの高さと合わせてあります。左右に渡した前後2本の梁は、フレームに固定せず上に置いてあるだけです。この上にさらに天板を置き、その天板を挟んで手洗いボウルを載せる計画です。



洗浄レバーの部分は隠すと流せなくなってしまうため、窓にする予定。



内側には板を貼ります。上の写真にあったレバーの下の奥へ渡した角材は、不要そうなので取ってしまいました。このあたりは組み立てながらの試行錯誤です。



配線やコンセントを避けるため、柱となる1.9×3.8mmの角材は広い面を表にしたり横にしたりと、場所によって向きが変わっています。そのため、柱を繋ぐ梁もいろいろな止め方になってしまいました。単純な箱型だと楽なんですけどね~。



左側フレームの上部は物入れにする予定なので、ここも集成材で内張りをします。



透明プラダンで試作 

フレームの表面にはベニヤを貼る予定ですが、ベニヤをいきなり正確なサイズに切るのは難易度が高いので、透明な養生用プラダンを買ってきて、試作をしてみました。透明でフレームが透けて見えるので、プラダンにマジックで窓や扉の位置を書き込んでいきます。これは、すごく便利。



プラダンの片面を切らずにおけば、扉も簡易的に再現できます。蝶番の位置もここで検討。扉以外の場所に書き込んだ四角形は、マグネットキャッチを付ける場所。前面パネルは取り外せるように、フレームとはマグネットキャッチで固定する予定です。



プラダンを計測して、簡単な設計図を描きました。これを基にシナベニヤをカットします。



シナベニヤで表面パネルを作成 

外周だけはホームセンターでカットしてもらい、窓や扉、便座部分や配線のためのカットは、カッターを使って自分でやりました。シナベニヤは両面の表面だけが硬くて間はスカスカなので、面倒でも両面に線を引いて、両表面をカッターでカットすれば、ポキッと折れる感じで切り離せます。片側から頑張って切るよりも、断然楽です。断面は紙やすりで滑らかにします。



天板を載せてみました。高さはバッチリです。



天板はシナベニヤだけだと薄いので、床に使う、ちょっとお洒落な木目塩ビタイルを買ってきました。裏面がシールになっているので、天板と同じ形にカットしてシナベニヤに貼り付けます。



貼り付け完了。天板があまり厚くなると、手洗いタンクの蛇口に繋がるオレンジのチューブが届かなくなるんじゃないかと心配でしたが、なんとか問題なさそうです。



手洗いタンクを載せてみました。タンクの穴をくり抜いた切り口が見えないので、いい感じ。強度と美観がアップした上に、塩ビ製なので水にも強くていいことずくめです。



天板の手前側には半円形の丸棒を貼りました。天板の縁と、前面パネルとのつなぎ目を隠せて、すっきりします。



前面パネルはこんな風にマグネットキャッチでフレームに止めます。シナベニヤは薄くてネジが使えないので、強力両面テープで金具を付けました。まともに付けると磁石の力が強すぎて、前面パネルを外す際に両面テープが剥がれてしまうため、半分ほど位置をずらして磁石の接触面を減らしています。



小物入れは引き出しに変更 

前面左上の部分は扉付きの小物入れにする予定でしたが、家族が2段式の引き出しがいいと言うので、予定を変更。シナベニヤの端材をカットして、四角い工作材と木工用ボンドで引き出しの箱を作りました。作ってからサイズが合わないと困るので、実際の設置場所に置いた状態で乾かします。



取っ手を付けたり、三角形の工作材でさらに補強したりして、ほぼ完成。動かす部分だけに強度が必要なので、前面にネジの頭が見えちゃうようになったけれど、仕方ないですね。



取っ手部分も裏に補強を入れて、ネジ止めしています。


それでは仮設置してみましょう! 

すべてのパーツが揃ったので、仮設置してみました! うん。だいぶスッキリしますね。右下の扉は掃除道具入れです。前面パネルは後での取り外しを考えて左右分割式にしています。1枚にしちゃうと、確実に壁にギギギーってやっちゃいますからねw 



引き出しはこんな感じ。途中で予定変更したわりには、上手くできたんじゃないかな。

ということで、次回はシナベニヤにペンキを塗ってみます!




▽今回の経費(税別)
・角材(19×38×1820mm) 9本 2,412円
・集成材(900×250×6mm) 2枚 956円
・シナベニヤ(1820×910×4mm) 1,750円
・工作材(900×15×10mm) 138円
・工作材(900×10×10mm) 88円
・丸棒(900mm) 98円
・三角棒(900mm) 236円
・木材カット料 630円
・養生用プラダン(2.5×910×1820mm) 198円
・木目塩ビタイル(150×1,000mm) 2枚 680円
・蝶番 2個 536円
・マグネットキャッチ 10個 1,176円
・取っ手(大) 336円
・取っ手(小) 2個 236円
・隅金 8個 272円
・カッター 478円
・紙やすり 328円
・両面テープ 580円

この他に、ネジとか釘もちょこっと買っています。気付けば1万円以上かかってますねw  

(おしまい)

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