【DIY】切れて困ったプリーツ網戸を、ロール網戸に枠ごと交換してみた
玄関の窓に付いていたプリーツ式の網戸が何箇所も切れてしまったので、DIYでロール式の網戸に交換をしてみました。注文時に窓のサイズをきちんと測って伝えれば、交換はドライバー1本で簡単にできます。プリーツ網戸の修理を考えているなら、いっそのことロール式へ交換してしまうのがおすすめです。
10年ほど経ったプリーツ網戸は、見ての通りあちらこちらが切れてしまって、もはや虫やらゴミやらが入り放題。これでは窓を開けておくことはできません。
網戸の折れる部分はそれなりに補強はされていますが、開閉を繰り返すうちに、折り目部分がどうしてもこんな風に切れてきてしまうのです。
切れたプリーツ網戸の補修のために、まずはロール状の網戸補修シートを買ってみました。お値段は800円ほどです。
補修シートは、透明な粘着シートの片面に、網戸のネットが貼られた状態になっています。これを穴や切れた場所の大きさに合わせて、自由に切って使います。
粘着シートは透明なシート状なので、空気は通りません。見た目は網戸のネットと同じですが、この補修シートを貼った部分の通気性はなくなってしまいます。
とはいえ、小さな穴の補修であれば、これで何の問題もありません。穴の開いた箇所に部屋の内側から貼れば、その部分の通気性はなくなるものの、見た目もそれほど目立たず、コスパも抜群です。粘着力が心配であれば、内側と外側の両面から貼れば、さらに安心です。
ところが、プリーツ網戸の折り曲げ部分が切れた場合は、そう上手くはいきません。補修シートを予め折り曲げて、さらに内側、外側の両面から貼ってみたのですが、網戸の開閉をすると、折り目が伸びたり折れたりするのに追従しきれず、補修シートがどうしても剥がれてしまうのです。平面部分であれば補修シートで十分ですが、結局、プリーツ網戸の折り曲げ部に使うのは無理という結論になりました。
となると、プリーツ網戸のネットそのものを新品に交換するしかなくなりますが、不二サッシのプリーツ網戸の交換は自分では難しそうだし、業者に頼むと5万円くらは掛りそう。それに、交換しても、また10年待たずに同じように破れてしまうでしょう。
そこで考えたのが、プリーツ網戸はやめて、ロール式の網戸に網戸枠ごと取り替えてしまうという方法。ロール式ならば折り曲がる部分がないので、プリーツ式のように網戸が切れる心配はないし、穴が空いたら補修シートで対応できるはず。ネットで調べると、サイズを測って伝えれば、窓に合わせた部品を作って送ってくれるようです。
そうと分かれば、もう迷う必要はありません。早速、窓の縦横を測って注文をしてみました。
梱包を解いて並べてみました。上から順に、アタッチメントの縦棒×2本、横棒×2本(ロール網戸本体を、窓の額縁に取り付けるための部品)。黒いレールの付いた本体の上下枠×2本、本体の縦枠×1本、網戸収納ケースの付いた本体の縦枠×1本、組立・施工説明書、木ねじ、そしてその他の細かい付属部品です。
まずは網戸収納ケースの付いた本体縦枠に、2本の上下枠を差し込みます。ケース本体や上下枠は、あとでサッシやアタッチメンに取り付けるため、片面に両面テープが貼られています。上下枠を差し込むときは、両面テープの貼られた面が裏側に揃うように気をつけましょう。
上下枠の中に入っている網戸ネットのレールは、片側がこのように凸状になっています。この凸状の側を、ケースに差し込みます。
黒いレールの隙間に網戸を挟みながら、差し込んでいきます。
ケース側の爪が上下枠の四角い穴にはまるまで差し込みます。
カチッとはまりました。
上下枠の両方をケースに差し込んだ状態です。このケースの中に、ロール状に巻かれた網戸が入っています。
差し込んだ上下枠の反対側に、エンドストッパーをはめ込みます。エンドストッパーは、「ウエ」「シタ」と書かれた2種類があるので、窓に取り付けた際に上になる方に「ウエ」を、下側になる方に「シタ」を差し込みます。この2つのエンドストッパーの取り付け方で、右開きにするか左開きにするかを選べます。
上下枠の中に、エンドストッパーを差し込みます。
ぴったり収まりました。
上下両方のエンドストッパーを取り付けたら、ケースの付いていない方の網戸縦枠をはめ込みます。
あっという間に、ロール網戸本体の完成です。サイズ通りに切って送られたパーツをはめるだけなので、ここまで10分もあればできてしまいます。
網戸を90度傾けて、正しい向きに置いてみました。右側の収納ケースから網戸を左に引き出すと、こんな感じ。おおおー、なんか感動です!
プリーツ網戸の枠は、窓の額縁(窓のまわりの木の部分)に、木ねじで止められています。つまり、この木ねじを外せばOKです。
まずは縦枠を外してみました。ねじ穴が目立ちますが、新しいロール網戸を付ければ見えなくなるので、気にせずそのまま放置です。
上部の枠は、ねじが黒いプラスチックパーツの裏に隠れているので、マイナスドライバーでグリグリとこれを取ってから、木ねじを外します。
お役御免になったプリーツ網戸のお姿。光って見える縦線は、すべて補修シートを貼って修理を試みた部分。どんだけ切れていたんだって感じですねw
また、窓の取手もかなり大きく、網戸は取っ手を避けた内側に取り付けないといけません。こうした場合、まずは窓の額縁にアタッチメントをねじ止めして、そのアタッチメントにロール網戸本体を貼り付ける形になります。
窓の額縁に、アタッチメント取り付け位置の目印となるように、線を引きました。
断面がL字型になったアタッチメントには、ねじ穴のある面に両面テープが貼られているので、目印の線に合わせて額縁に両面テープで仮止めします。上下左右4本のアタッチメントの位置が決まったら、付属の木ねじできちんと固定すれば完成です。
ぴったり収まりました! きちんとサイズを測って作ってもらったとはいえ、このぴったり具合には感動です!
このままではアタッチメントに両面テープで貼り付いているだけなので、白い固定部品を付けて、外れるの防止します。上部の額縁の中に何かあるらしく付属の木ねじが通らなかったので、ここだけは家にあった別の木ねじを使って止めています。なので、ねじの頭が揃っていませんねw
ちょっと離れての全景はこんな感じ。写真に撮ると、まるで網戸がないみたいです。凸凹したプリーツ網戸と違って、掃除も断然しやすそう。穴が開いても、補修シートで直せると思います。ちなみに、ロール網戸のネットは、自分で簡単に交換することもできるそうです。
ちなみに夏の昼間は、こんな風にすだれを下げています。プリーツ網戸よりも明かりを通すので、今まで以上にすだれが役立ちそうです。
というわけで、所要時間はおよそ1時間。網戸を枠ごと交換すると言うと大変そうに感じますが、サイズをきちんと測って作ってもらえば、あとはドライバーだけで作業できてしまいます。プリーツ網戸は1箇所切れ始めると、あちらこちらが次々と切れてしまい、補修も困難。それならば、扱いの簡単なロール網戸に交換してしまう方がお得だと思います。
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破れてしまったプリーツ網戸の修理は難しい
我が家の玄関の窓には、折り畳んで収納できるプリーツ式の網戸が付いていました。不二サッシ製のこのプリーツ網戸はお洒落で良かったのですが、網戸をジャバラ状に折り畳んで収納するために、網戸が折れる位置が経年劣化で切れてしまうのが大きな欠点です。10年ほど経ったプリーツ網戸は、見ての通りあちらこちらが切れてしまって、もはや虫やらゴミやらが入り放題。これでは窓を開けておくことはできません。
網戸の折れる部分はそれなりに補強はされていますが、開閉を繰り返すうちに、折り目部分がどうしてもこんな風に切れてきてしまうのです。
切れたプリーツ網戸の補修のために、まずはロール状の網戸補修シートを買ってみました。お値段は800円ほどです。
補修シートは、透明な粘着シートの片面に、網戸のネットが貼られた状態になっています。これを穴や切れた場所の大きさに合わせて、自由に切って使います。
粘着シートは透明なシート状なので、空気は通りません。見た目は網戸のネットと同じですが、この補修シートを貼った部分の通気性はなくなってしまいます。
とはいえ、小さな穴の補修であれば、これで何の問題もありません。穴の開いた箇所に部屋の内側から貼れば、その部分の通気性はなくなるものの、見た目もそれほど目立たず、コスパも抜群です。粘着力が心配であれば、内側と外側の両面から貼れば、さらに安心です。
ところが、プリーツ網戸の折り曲げ部分が切れた場合は、そう上手くはいきません。補修シートを予め折り曲げて、さらに内側、外側の両面から貼ってみたのですが、網戸の開閉をすると、折り目が伸びたり折れたりするのに追従しきれず、補修シートがどうしても剥がれてしまうのです。平面部分であれば補修シートで十分ですが、結局、プリーツ網戸の折り曲げ部に使うのは無理という結論になりました。
となると、プリーツ網戸のネットそのものを新品に交換するしかなくなりますが、不二サッシのプリーツ網戸の交換は自分では難しそうだし、業者に頼むと5万円くらは掛りそう。それに、交換しても、また10年待たずに同じように破れてしまうでしょう。
そこで考えたのが、プリーツ網戸はやめて、ロール式の網戸に網戸枠ごと取り替えてしまうという方法。ロール式ならば折り曲がる部分がないので、プリーツ式のように網戸が切れる心配はないし、穴が空いたら補修シートで対応できるはず。ネットで調べると、サイズを測って伝えれば、窓に合わせた部品を作って送ってくれるようです。
そうと分かれば、もう迷う必要はありません。早速、窓の縦横を測って注文をしてみました。
まずは、ロール網戸本体を組み立てます。
届いた網戸の部品がこちら。コンパクトにまとめられています。買ったのはYKK AP製の横引きロール網戸です。値段はサイズによりますが、約60cm×80cmで2万円弱でした。梱包を解いて並べてみました。上から順に、アタッチメントの縦棒×2本、横棒×2本(ロール網戸本体を、窓の額縁に取り付けるための部品)。黒いレールの付いた本体の上下枠×2本、本体の縦枠×1本、網戸収納ケースの付いた本体の縦枠×1本、組立・施工説明書、木ねじ、そしてその他の細かい付属部品です。
まずは網戸収納ケースの付いた本体縦枠に、2本の上下枠を差し込みます。ケース本体や上下枠は、あとでサッシやアタッチメンに取り付けるため、片面に両面テープが貼られています。上下枠を差し込むときは、両面テープの貼られた面が裏側に揃うように気をつけましょう。
上下枠の中に入っている網戸ネットのレールは、片側がこのように凸状になっています。この凸状の側を、ケースに差し込みます。
黒いレールの隙間に網戸を挟みながら、差し込んでいきます。
ケース側の爪が上下枠の四角い穴にはまるまで差し込みます。
カチッとはまりました。
上下枠の両方をケースに差し込んだ状態です。このケースの中に、ロール状に巻かれた網戸が入っています。
差し込んだ上下枠の反対側に、エンドストッパーをはめ込みます。エンドストッパーは、「ウエ」「シタ」と書かれた2種類があるので、窓に取り付けた際に上になる方に「ウエ」を、下側になる方に「シタ」を差し込みます。この2つのエンドストッパーの取り付け方で、右開きにするか左開きにするかを選べます。
上下枠の中に、エンドストッパーを差し込みます。
ぴったり収まりました。
上下両方のエンドストッパーを取り付けたら、ケースの付いていない方の網戸縦枠をはめ込みます。
あっという間に、ロール網戸本体の完成です。サイズ通りに切って送られたパーツをはめるだけなので、ここまで10分もあればできてしまいます。
網戸を90度傾けて、正しい向きに置いてみました。右側の収納ケースから網戸を左に引き出すと、こんな感じ。おおおー、なんか感動です!
使わなくなったプリーツ網戸の取り外し
次に、もう使わないプリーツ網戸を取り外します。まずは縦枠を外してみました。ねじ穴が目立ちますが、新しいロール網戸を付ければ見えなくなるので、気にせずそのまま放置です。
上部の枠は、ねじが黒いプラスチックパーツの裏に隠れているので、マイナスドライバーでグリグリとこれを取ってから、木ねじを外します。
お役御免になったプリーツ網戸のお姿。光って見える縦線は、すべて補修シートを貼って修理を試みた部分。どんだけ切れていたんだって感じですねw
網戸本体を取り付けるための、アタッチメントの設置
ロール網戸本体には両面テープが貼られているので、窓サッシの周囲枠に両面テープの付く十分な平面があれば、窓サッシに直接貼ることも可能です。しかし、我が家の窓サッシは結露受け(?)の雨樋が出っ張っているのでサッシに直接貼るのは無理です。また、窓の取手もかなり大きく、網戸は取っ手を避けた内側に取り付けないといけません。こうした場合、まずは窓の額縁にアタッチメントをねじ止めして、そのアタッチメントにロール網戸本体を貼り付ける形になります。
窓の額縁に、アタッチメント取り付け位置の目印となるように、線を引きました。
断面がL字型になったアタッチメントには、ねじ穴のある面に両面テープが貼られているので、目印の線に合わせて額縁に両面テープで仮止めします。上下左右4本のアタッチメントの位置が決まったら、付属の木ねじできちんと固定すれば完成です。
アタッチメントへ、ロール網戸本体を取り付け
ロール網戸本体裏側の両面テープを剥がし、窓の額縁に取り付けたアタッチメントに貼り付けます。片開きのロール網戸の場合は、下面と網戸収納ケースの側を額縁にぴったり合わせて位置を決めます。ぴったり収まりました! きちんとサイズを測って作ってもらったとはいえ、このぴったり具合には感動です!
このままではアタッチメントに両面テープで貼り付いているだけなので、白い固定部品を付けて、外れるの防止します。上部の額縁の中に何かあるらしく付属の木ねじが通らなかったので、ここだけは家にあった別の木ねじを使って止めています。なので、ねじの頭が揃っていませんねw
ついに完成! 見た目すっきり、通風バッチリ!
YKK APのロール網戸は、通常の「ブラックネット」と、糸が細くて網目の細かい「クリアネット」を選べたので、眺望性・通風性・防虫性・清掃性に優れるという「クリアネット」にしました。確かに見た目がすっきりして、空気の通りも良さそうです。ちょっと離れての全景はこんな感じ。写真に撮ると、まるで網戸がないみたいです。凸凹したプリーツ網戸と違って、掃除も断然しやすそう。穴が開いても、補修シートで直せると思います。ちなみに、ロール網戸のネットは、自分で簡単に交換することもできるそうです。
ちなみに夏の昼間は、こんな風にすだれを下げています。プリーツ網戸よりも明かりを通すので、今まで以上にすだれが役立ちそうです。
というわけで、所要時間はおよそ1時間。網戸を枠ごと交換すると言うと大変そうに感じますが、サイズをきちんと測って作ってもらえば、あとはドライバーだけで作業できてしまいます。プリーツ網戸は1箇所切れ始めると、あちらこちらが次々と切れてしまい、補修も困難。それならば、扱いの簡単なロール網戸に交換してしまう方がお得だと思います。
(おしまい)
■【2020年夏】暑くても快適なマスクはどれ?通気性や快適性を比較してみた。 (2020年6月30日)
■ワイングラスの乾燥が、安心、簡単、きれいで早い! ワイングラスホルダーを付けてみた (2019年5月7日)
■電子レンジの目隠しカバーをDIYで作ってみました (2019/1/6)
■ワインのコルク栓で、簡単プチ鉢作り♪ (2017/5/1)
■木の枝とLED電球で、フロアライトを手作りしてみた! (2016/5/8)
■スピーカーのエッジ交換に挑戦!破れた穴を自分で修理してみた! (2015/2/16)
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