【都内散策】動なる赤い『神田明神』と、静なる黒き『湯島聖堂』

今日は秋葉原駅からほど近い、「神田明神」と「湯島聖堂」に行ってきました。

賑やかで観光地のような「神田明神」 

駅から歩いて5分ちょっとで「神田明神」に到着!



何故だか若い子たちがたくさんいて不思議だったけれど、鳥居の横のお店をふと見ると、どうやら何かのアニメの聖地的なものになっているようです。



短い参道にあるお店の壁。怖そうな鬼が見下ろしています。



鮮やかな「隨神門」はすぐ目の前。



出来立てほやほやのように綺麗な門です。




獅子もピカピカ。



境内の全景。



右手奥にはスカイツリーも見えます。



高さ6.6メートル、重さ約30トンの「だいこく様」。石造では日本一の大きさとして建立されたそうです。



この狛犬、筋骨隆々でかっこいい!



獅子が我が子を千尋の谷に落とす像も。頑張れ、子獅子!



「神田明神」は積極的にアニメとのコラボをしているようです。秋葉原という場所柄もあるのかなぁ。



それほど広くない境内では、いろんなものを売っていて、神社というよりは観光地のような雰囲気。



どれが出るかの振り幅がなかなかに広いw



「鳳凰殿」。ここは野球場か、と思うほど、広告がたくさん。商売繁昌の御利益があるだけあって、「神田明神」自体も商売上手のようです。公式LINEスタンプを作っていたりもして、時代をしっかりキャッチアップしていますね。



静かで落ち着いた湯島聖堂 

そんな「神田明神」と道路を挟んだ向いにあるのが、「湯島聖堂」です。写真は秋葉原駅から一番近い入り口となる「仰高門」。神社ではないけれど、門の右手にある「斯文会館」で御朱印も頂けるようです。

実際は「神田明神」からほど近い、境内奥にあたる西門から入って、この「仰高門」へと逆流して出ましたが、ここから先は時系列を逆にして、入り口から奥へと進みながら説明していきます。



「仰高門」から進んで右手にある「孔子銅像」。孔子像の銅像としては、世界最大なんだとか。(高さ4.57メートル、重さ約1.5トン)



「孔子像」の裏手には、紫陽花がひっそりと咲いています。



ちょっと変わった形の紫陽花。写真をよくみたら、カマキリが隠れていました。



通路から外れた場所に咲いているから、気付きにくいのが勿体ないな。



見上げると、夏草の生い茂る向こうに「大成殿」の東翼部分にあたる「東廡」の黒い塀が。



大きなカイノキ(楷樹)。孔子にちなんだ木なのだそう。規則正しく並んだ葉っぱがとても可愛い。



奥へと進む通路脇の塀。重厚感があって素敵。



自由に伸びた濃い緑の中に佇む黒壁は、なんとなく廃墟を思わせます。



「入徳門」。1704年に建造された、聖堂内で唯一の木造建造物。この「入徳門」と水屋以外は1923年の関東大震災で焼失したため、それ以外の建物は全て耐震耐火を考慮して1935年に鉄筋コンクリート造りで再建されたものだそうです。



門をくぐると、左右に開けたスペースがありますが、庭園として手入れされている感じはなく、草木が野放しで自由奔放に生えています。



真っ直ぐ階段を登ります。



階段の上にある「杏壇門」。奥に「大成殿」が見えます。先ほどの「神田明神」とはうってかわり、お店も賑わいも人影もありません。自然のままに近い深い緑の中に、ひっそりと静かに佇んでいます。



「大成殿」に到着。「湯島聖堂」の建物は基本的に漆黒。鮮やかな朱色に彩られた「神田明神」を見た後だけに、その堂々とした重厚感が余計に印象に残ります。1690年の開設当初は朱・緑・青・朱漆などで彩色されていたものを、1797年に黒漆塗りに改めたそうですが、鉄筋コンクリートで再建された現在の復興聖堂の規模結構は、この1797年当時の旧聖堂に拠っているそうです。屋根の上には背中から水を吹き上げる鯱が居ます。

ここも掃き掃除などは行き届いておらず、都心とは思えない、忘れ去られた場所のような雰囲気が漂っています。「大成殿」の内部は土日祝日と正月の数日だけ公開されていて、200円の拝観料で中に入れます。ぶっちゃけそう広くはないので、入り口から覗けば全て見えてしまいますが、施設の維持管理への協力も兼ねて、是非中にも入ってみましょう。



パッと見は真っ黒だけれど、ところどころ彩度を抑えた朱塗りがあります。これがまたなんとも素敵です。予想もしなかったこの「湯島聖堂」の堂々たる落ち着きぶりは、なんだかすごく気に入りました。



正反対の対比が面白い 

とうことで、1本の道路を挟んで並び立つ「神田明神」と「湯島聖堂」を訪ねてみたわけですが、「神田明神」が明るく賑やかで、時代にも上手く乗って繁昌しているように見えるのに対して、「湯島聖堂」は木々がうっそうと茂り、手入れも行き届いていない境内に黒く静かに佇んでいて、本当に見事な好対照を成しています。例えるならば、「動なる赤い『神田明神』と、静なる黒き『湯島聖堂』」といった趣です。

観光地のように楽し気な「神田明神」と半ば廃墟の風情すらある「湯島聖堂」。是非2ヶ所セットで観て、その対比を堪能してみてください♪

(おしまい)

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