FUKIの3rdアルバム『IN LOVE』は、曲も歌声も心地よいラブソングの宝石箱

どうやら歌を好きになるかどうかは、歌手の「声」が好きかどうかによるんじゃないかと思い始めた今日この頃。曲が良くても声が好みに合わないと、どうも聴く気になれないのです。反対に、声が好きだと曲はそれなりでも気持ちよく聴けちゃったりしますよね。

歌を好きになるには、声の魅力が必要不可欠

そんな僕が去年の後半から気になっているのが、魅力的な声を持っている「FUKI」さんです。

FUKIは、2015年10月23日にデジタル限定のシングル『キミじゃなきゃ』で、メジャーデビュー。2016年9月には『ホンモノの恋、はじめませんか?』がLINE MUSICのリアルタイムランキングで1位を獲得するなど、若い女性を中心とした人気はあったようですが、僕が知ったのは2018年7月9日にデジタルシングルでリリースされた『星が降る夜』から。Spotifyから流れてきた、艶がありながら切なげな雰囲気も持ったその声にドキッとして、すぐにお気に入りに登録したのでした。



3rd  Full Album『IN LOVE』は、粒揃いのラブソングが詰まっている

そして2018年12月5日に、3枚目のフルアルバム『IN LOVE』がリリースされました。1st、2ndアルバムと聴き比べてみると分かりますが、僕が最初にFUKIを知った『星が降る夜』を含んだこの3rdアルバムから、明らかに歌声が変わっています。

それまでは、どちらかといえば力強いストレートな歌い方だったのが、キーが上がったのか、高音のハーモニーを被せているのか、エフェクトなのか、その理由は分かりませんが、切なげな憂いを含んだ、揺らぎのある声に変わりました。かと言って、感情を乗せすぎることもなく、その歌声には心地よい大人っぽさが感じられます。

この声こそ、僕が惹かれた理由です。昔の歌い方も元気があってよいのですが、Spotifyから流れてきても、おそらくそのまま聞き流してしまったと思います。でも、この3rdアルバムの声は、心に引っかかる歌声なんですよね。本人にとっては1st・2ndアルバムと3rdアルバムのどちらの歌い方が自然なのかはわかりませんが、僕は今の歌い方の方が断然に好きです。

そして、この声で歌う3rdアルバムの『IN LOVE』は、全てがラブソングでありながらも、実に多彩で粒揃いの曲が並んでいます。気持ちよく聴いていると、あっという間に時間が過ぎているのではないでしょうか。歌声も曲も魅力的な、実に心地の良いアルバムです。



FUKIの今後の活躍に期待!

西野カナが若さや可愛らしさを押し出したラブソングだとすると、FUKIは落ち着いた大人のラブソング向きの声です。西野カナのような奇抜な歌詞という飛び道具はありませんが、その控えめな感じを好ましく思う人も多いでしょう。この最新アルバムでFUKIが手に入れた、ずっと聴いていたくなる歌声は、簡単には得難い武器だと思います。何かのきっかけを掴んで、この声をもっと多くの人たちに届けられたらいいなと、期待しています。


FUKI公式サイト → https://fukimusic.jp

(おしまい)


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