RHA MA750購入レビュー。イコライザー調整不要なバランスの良さに感動!
何万円もする高級イヤフォンは買えないけれど、1万円前後でいい音の出るイヤフォンはないかと探していたところ、RHAというイギリスのメーカーの「MA750」の評判が良さそうだということで、早速購入してみました。
今まで使っていたのは、JVCの「HA-FXT90L2」
ちなみに今まで使っていたのは2011年の末に買ったJVCの「HA-FXT90L2」。写真では分かりにくいけれど、同じサイズのドライバーユニットが縦に二つ並んでいるという、なかなかに変態的な設計。その変態性に惹かれて約6年間愛用したけれど、ちょっと低音が弱くて、高音がキンキンする感じが気になっていたのです。(※「MA750」をしばらく使ったあとに改めて聴いてみると、低音の弱さや高音の鋭さの印象は変わらないものの、ボーカルの艶やかさではこちらの勝ちだなと見直したことを補足しておきます。)
RHA「MA750」を開封してみましょう
そんなわけで、「MA750」が手元に到着。ちなみにAmazonで13,000円弱でした。蓋をパカッと開けたところ。なかなか立派なパッケージです。
箱は英語表記のみ。何が書いてあるかは分からないけど、かっこいいw
なお、マニュアルはちゃんと日本語ページもあるから安心です。
コネクタのデザインも手抜きなし! この金属加工品としてのかっこよさだけで、もう買って大満足な雰囲気すらありますw
見よ、このイヤーチップの豊富さを! 下段の黒いのはComplyというメーカーのウレタン製。1セットで1,000円くらいするようですが、これが2セット付いています。
さらに、付属しているケースもなかなかに立派な雰囲気。決して安い製品ではないとはいえ、このイヤーピースの数とケースだけで、かなりコスパを取り返している気分になりますね。
そうそう、コードを止めるクリップもちゃんとありますよ。
イコライザー調整不要な音質に感動
と、見た目の良さと豊富な付属品だけで満足しちゃいそうだけど、肝心なのは音が好みに合うかどうか。
その印象を一言で表すならば、、、実に素直。
今までのJVCの「HA-FXT90L2」は、低音を上げて高音を落としてと、イコライザーを弄って調整しないと好みの音にならなかったけれど、これはいろいろ試した結果、ほぼイコライザーオフの状態でOKという結論になりました。
こんなことは、「HA-FXT90L2」に限らず今まで買ってきたイヤフォンではまず無かったこと。イヤフォンは音を調整するのが当たり前だとすら思っていた先入観が完全に覆されました。低音のスピード感ある立ち上がりとボリューム感は満足だし、中音の豊かさもあるし、高音には耳障り感がなくて滑らか。聴き疲れしないナチュラルな音が実に好ましくて、調整する必要性がないのです。このバランスの良さには素直に驚きです。ドンシャリよりもモニター的な音が好きな自分の好みにバッチリ合いました!
あえて難点を言うならば
一方、難点はこれだけ豊富に付いているイヤーピースがどれもイマイチ合わなくて、耳から抜けやすいこと。今のところは一番しっくりきた2段フランジを使っていますが、この点に関してはイヤーピース探しの旅をするなり、装着の方法を試行錯誤するなりの必要がありそうです。
ちなみに、前述したComplyのウレタンチップはとにかく遮音性が凄いです。なので(高音はウレタンに吸い込まれる感じがあるものの)曲のいろんな音が細かくしっかり聴こえます。ただ、遮音性が高すぎるせいなのか、現実世界とのリンクが外れて、なんとなく気持ちが悪いのが難点。周りの音が聞こえなさすぎるのは安全面に不安があるし、遮音性の高さが故の圧迫感もあるので、そっとケースに戻しました。
それから、コードが長すぎるという意見もありますが、家に転がっていたコードを巻き付けるパーツを使うことで解決しています。
そんなわけで、一万円ちょっとで、この音とデザインと質感と、豊富な付属品と、おまけになんと3年間の保証まで付いてくるんだから、これはもうお買い得と言っていいはず。コードが邪魔だという人は、同じドライバーとハウジングを使ったワイヤレス版も登場したので、そちらがお勧めです!
※ワイヤレス版も購入してみました! 記事はこちら↓
(おしまい)
■RHA MA750 Wireless 購入レビュー。有線版との音の違いを聴き比べてみた。 (2019年9月15日)
■RHA MA750のイヤーピースは、final Eタイプがおすすめ! (2019/1/20)
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