最大11.5%の高率還元。「ビックカメラSuicaカード」のポイントシステムに注目。

「ビックカメラSuicaカード」でクレジットデビュー 

今まで頑なに現金派を通してきた私ですが、昨今のキャッシュレス化の波には逆らえず、ついに「ビックカメラSuicaカード」を作ってしまいました。

いえ、実は楽天カードは持ってはいたのですが、なんとなく出すのが恥ずかしいし(笑)、楽天ポイントが貯まっても、楽天での買い物はほとんどしないから、積極的に使うモチベーションがなかったのです。(楽天は期間限定のポイントがどんどん失効していくのも嫌なんですよね。)

とはいえ、現金はいくら使っても、何のポイントも付きません。話題のPayPayも試してみましたが、思ったよりも面倒だし、ポイント還元も0.5%と決して高くはありません。それならば、もっと使う気になるクレジットカードを作って、ポイントをせっせと稼いだ方が得だという結論に至りました。

そこで白羽の矢を立てたのが、「ビックカメラSuicaカード」です。



「ビックカメラSuicaカード」を選んだ理由 

それでは、どうして数あるカードの中から「ビックカメラSuicaカード」に決めたのか、その理由を列記してみましょう。

■年会費が実質無料

初年度の年会費が無料なのに加えて、2年目以降も、前年1年間でクレジット利用が1回でもあれば年会費が無料になります。つまり年に最低1回クレジット払いを使えば、実質的に年会費はずっと無料です。


■クレジット払いで1%のポイント還元

クレジット払いの際に、ビックポイント0.5%とJRE POINT0.5%(正確には1,000円につき5ポイント)の両方が付くため、合計で1%の還元率になります。とはいえ、1%なのは楽天カードも同じです。


■ビックカメラでのクレジット払いで10%のポイント還元

ビックカメラでクレジット払いをすると、通常はビックポイントの還元率は8%になりますが、「ビックカメラSuicaカード」でクレジット払いをすると、現金払いの場合と同率となる10%のビックポイントが還元されます。高額商品を買う場合でも現金を持ち歩く必要がなく、現金払いと同じポイントが付くのは大きなメリットです。


■Suicaへのクレジットチャージで1.5%のポイント還元

「ビックカメラSuicaカード」を使ってSuicaへのクレジットチャージをすると、1.5%のJRE POINTが還元されます。これはなかなか大きいです。

なお、「ビックカメラSuicaカード」自身へのクレジットチャージだけでなく、「ビックカメラSuicaカード」を使って他のSuicaへもクレジットチャージをすることができます。この場合にも1.5%のJRE POINTが還元されます。

さらに、「ビックカメラSuicaカード」を使った定期券の購入でも、1.5%のJRE POINTが還元されます。JR東日本の定期券を使っている方は、「ビックカメラSuicaカード」での定期券購入が絶対にお得です。


■ビックカメラでSuica払いをすると、11.5%のポイント還元

実はビックカメラではSuicaでの支払いも出来るのですが、この際のビックポイントは現金払いと同じ10%の還元となります。つまり、上記の方法で「ビックカメラSuicaカード」を使ってクレジットチャージしたSuicaで支払いをすると、チャージ時のJRE POINT1.5%に、支払い時のビックポイント10%が加わり、実質11.5%の大きな還元となるのです。家電は基本的にビックカメラで購入している我が家的に、これは大きなメリットです。

ただし、Suicaのチャージ上限は20,000円のため、この高率還元を受けられるのは最大で20,000円までの買い物に限られます。なお、1回の会計で使えるSuicaは1枚に限定されているため、複数枚のSuicaを合わせて20,000円以上の買い物をするという手は使えません。



「ビックカメラSuicaカード」ポイント還元のまとめ 

ここで改めて「ビックカメラSuicaカード」のポイント還元率を簡潔にまとめてみましょう。

■「ビックカメラSuicaカード」を使って、ビックカメラ以外でクレジット払い

ビックポイント:0.5% + JRE POINT:0.5%(1,000円につき5ポイント) = 1%


■「ビックカメラSuicaカード」を使って、ビックカメラでクレジット払い(一括・または分割2回払い)

ビックポイント:10% + JRE POINT:0% = 10%


■「ビックカメラSuicaカード」を使って、Suicaへクレジットチャージ

ビックポイント:0% + JRE POINT:1.5%(1,000円につき15ポイント) = 1.5%


■「ビックカメラSuicaカード」でクレジットチャージしたSuicaを使って、ビックカメラでSuica払い

ビックポイント:10% + チャージの際のJRE POINT:1.5%(1,000円につき15ポイント) = 11.5%

※ただしSuicaのチャージ上限は20,000円。1会計につき使えるSuicaは1枚のみ。よって、最高でも20,000円以下の買い物に限る。20,000円を超える場合は、現金、または、「ビックカメラSuicaカード」でのクレジット払いがお得(10%還元)。


ということです。あれ? あんまり簡潔にはまとまっていないですねw 



ポイントの利用方法 

楽天カードの場合は、楽天でほぼ買い物をしないこともあって、ミスタードーナツくらいでしかポイントの使い道がなかったのですが、「ビックカメラSuicaカード」のポイントは何に使えるのでしょうか? 「ビックカメラSuicaカード」のポイントにはビックポイントとJRE POINTの2種類があるので、それぞれおすすめの利用法をご紹介します。

■ビックポイントの使い方

これはもうビックカメラで1ポイント1円のビックポイントとして使うのがベストでしょう。ビックポイントはSuicaへのチャージに使うこともできますが、1,500ビックポイントが1,000円分のSuicaチャージにしかならないため、お勧めできません。近くにビックカメラ(コジマ・ソフマップ)がなければ仕方ないですが・・・。


■JRE POINTの使い方

一番単純なのは1ポイント = 1円としてSuicaのチャージに使うことでしょう。JR東日本の駅などにある「VIEW ALTTE」で、1円単位でのチャージが可能です。また、JRE POINTは1,000ポイントを1,000ポイントのビックポイントに交換することもできます。ビックカメラでの買い物が多い場合は、こちらを選んでもよいでしょう。



どんな人にお勧め? 

以上のように、非常にメリットの多い「ビックカメラSuicaカード」。特に、私のようにJR東日本とビックカメラを使う機会が多い人に最適なクレジットカードでしょう。通勤・通学でJR東日本の定期券を使っているのならば、なおさらです。



Suicaのオートチャージも設定しましょう 

Suicaを活用するならば、オートチャージはぜひ設定した方がよいと思います。「ビックカメラSuicaカード」を使ったSuicaへのクレジットチャージは1.5%の高率ポイント還元となっていますが、これを活かすには積極的にSuica払いをする必要があります。それなのに、いざSuicaを使おうとしたときに残高不足になってしまっていては元も子もありません。そのためにも、残高が減ったら改札通過時に自動的にクレジットチャージが行われるオートチャージの設定は必須だと思います。

ちなみに、私は残高が10,000円を切ったら10,000円がチャージされる設定にしています。これなら10,000円以内であれば、いつでもビックカメラでSuica払いできますからね。



(追加)iPhoneのモバイルSuicaを使う場合の注意点

その後、iPhoneを買い替えたことで、モバイルSuicaを使えるようになりました。ただし、「ビックカメラSuicaカード」に付いているSuicaは、クレジットカード一体型だからという理由で、Apple Payに登録することができません。

ではどうすればよいかというと、別のSuica番号を登録するか、iPhoneのSuicaアプリで新しくSuica番号を発行する必要があります。(私は、モバイルSuica用に、新しいSuicaを発行しました。)

次に、Apple Payの決済用として、「ビックカメラSuicaカード」をWalletアプリに登録します。すると、SuicaアプリやWalletアプリでSuicaに入金(チャージ)する際のクレジットチャージに「ビックカメラSuicaカード」が使用され、上記の通り、1.5%のJRE POINT還元を受けられます。(※ただし、Visaブランドの「ビックカメラSuicaカード」はApple PayでのSuicaのチャージには使用できないので、注意しましょう。)

ということは、iPhoneのモバイルSuicaを使用する場合、「ビックカメラSuicaカード」に付いているSuica機能は、もう使う必要がなくなります。この場合は、「ビックカメラSuicaカード」のSuica残高は使い切り、オートチャージを切ってしまってもよいでしょう。


モバイルSuicaの良いところは、iPhoneのSuicaアプリやWalletアプリを使って、いつでもどこでもSuicaへのクレジットチャージができる点です。前述したように、Suicaのチャージ上限は20,000円です。頻繁にJRの改札を通るのならばオートチャージで残高を維持できますが、そうでない場合は、いざSuicaで支払おうと思っても、残高不足になっているケースが起こりやすいのが欠点です。

しかし、モバイルSuicaであれば、使いたいときにその場でチャージすることもできるので、その欠点がかなり解消されます。また、iPhoneのSuicaアプリにクレジットカード情報を登録することで、モバイルSuicaへのオートチャージの設定もできます。もちろん、登録するクレジットカードは「ビックカメラSuicaカード」にして、1.5%のJRE POINT還元を受けましょう。

これにより、モバイルSuicaにオートチャージを設定しつつ、それでも残高が不足している場合には、その場でクレジットチャージができるという、最強のSuica体制が整います。モバイルSuicaを使えるiPhoneを持っているのならば、「ビックカメラSuicaカード」のJRE POINT1.5%還元をより積極的に活用できる、モバイルSuicaの利用をおすすめします。


(おしまい)

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