Dell Chromebook 11 購入レビュー! 使った感想!

この2週間ほど、買おうかどうしようか迷い続けていたChromebookをついに買っちゃいました! 買ったのはDellの「Chromebook 11」。11.6型液晶を搭載した、メモリ2GBのエントリーモデルです。価格は税抜きで31,980円。海外での発売からすでに1年ほど経っているし、円安の影響もあってお値段的にもお買い得とは言えないけれど、お小遣いの範囲内でギリギリ失敗覚悟で買ってみてもいいかな、と思っての決断です。


Chromebook 11に決めた理由 

当然、ASUSの「C300」とAcerの「C720」の3台のうち、どれにするかでは悩みましたが、今回は気軽に使えるコンパクトな機種を求めていたので13.3インチのASUSはパス。メモリサイズを考えるとコストパフォーマンスがいいのはAcerですが、キーボード配列の素直さとデザインの好みでDellを選択しました。メモリサイズが2種あるうち、4GB版ではなく2GB版の方にしたのは単純に金額の問題。Chromebookに3万円台後半以上の金額を出す気にはなれなかったので、多少のもっさり感は許容することにして低価格な2GB版となりました。(予算があれば、もちろん4GB版をおすすめします。)

ちなみにChromebookの使用目的はSNSを中心としたネットの閲覧・書き込みです。今使っているNECのノートパソコンは重量3kg級のフルサイズだし、Windows 8.1でそれなりに早いとはいえ起動にそこそこの時間がかかるので、気軽に開いて見るという気が起きなかったのです。

そこでタブレット感覚でパッとWebを開けて、さらにキーボードもあればいいなという希望にピッタリ合ったのがChromebookでした。それに加えて、ブラウザは普段からChromeを愛用しているし、BloggerやGoogle+、GmailといったGoogleのサービスにどっぷり浸かっているというのも背中を後押しした要因です。

そんなわけなので、安価なWindows機的な用途は全く考えていませんChromebookはChrome専用機として割り切っての購入です。(もちろん、そもそも安価なWindows機ではありませんし、そう思って買うと絶対に後悔します。)

それではいよいよ実機を見てみましょう!



外観をチェック 

まずはパッケージ。3万円だけど、しっかりした箱に入っています。というか、箱、でかいです。Chromebookが6台くらいは入っていそうなサイズですw



中身はこれだけ。Chromebook本体と電源コードとアダプター。あとは薄っぺらい説明書が2枚だけ。サイズ比較のためにiPhone 5sを並べています。



Chromebookの証! 墨色のボディに映えるカラフルなChromeロゴ。



左側面は電源端子のほか、HDMI×1、USB 3.0×2、そしてイヤフォンジャックが並んでいます。厚さはiPhone 5sが2〜3台分といったところ。右側面にはメモリーカードスロットだけがあります。



全体像はこんな感じ。プラスチック製の筐体だけど工作精度は悪くなく、値段を考えれば質感は充分以上に高いと思います。デザインもシンプルでかなりかっこいいです。



キーボードの配列はこの通り。全体的に無理の少ない配列で、タイピングの感触も悪くありません。というか、メインマシンであるNECの3kg級ノートパソコンより、はるかに打ち心地がいいですw



電源アダプター関係です。アダプターはちょっと大きめ。パソコン側のケーブルは普通だけど、コンセント側のケーブルは異様に太いです。まるでデスクトップ機用のケーブルのようです。



パソコンとのコネクタ部分は、コンセントに挿すとこんな風に無駄に光ります。とはいえ、コンセントからの抜き忘れを防止する意味では無駄ではないのかもしれません。



電源オンから初期設定まで 


まずは言語とキーボードのタイプを選び、Wi-Fiの接続を行います。



ネットにつながると現れるのはChrome OSの規約画面。



同意するとデバイスの設定が始まります。この画面で固まってしまった場合は、一旦キーボード右上の電源ボタン長押しで電源を切り、再度電源を入れます。(実際このエラーで固まり、この方法で無事回復しました。)



デバイスの設定が終わるとGoogleアカウントのログイン画面になります。なお、最初にログインしたアカウントが所有者の扱いになるため、複数のGoogleアカウントを持っている場合は、メインに使用するアカウントでログインするのがいいようです。


写真を撮り忘れましたが、最後にアカウントのアイコンを選びます。ログインしたGoogleアカウントのアイコンの他、デフォルトで用意されたアイコンや、その他任意のアイコンを選ぶこともできます。Chromebookを他人に貸すなど、Googleアカウントのアイコンを見られたくないといったケースが考えられる場合、違うアイコンにしておくことが可能です。(ただし、アイコンをマウスオーバーするとGmailアドレスは表示されてしまいます。)



マルチアカウントにも対応 

なお、Chromebookはマルチアカウントに対応しているので、複数のアカウントを登録するとログイン画面にアカウント分のアイコンが並びます。また、これとは別にゲスト利用のためのアカウントも用意されています。



使ってみた感想 

で、実際に使ってみた印象ですが、基本的には大満足です! 起動は本当に秒速で、電源オンと同時に水戸黄門の歌を歌うと、「じーんせい 楽ありゃ 苦ー」くらいまででログイン画面が表示されちゃいます。ログインしてから使えるようになるまでも、ほんの一瞬です。体感速度も特に問題なくサクサクと動きます。タブを10個20個と開けば2GBメモリの限界が見えてくるかもしれませんが、普通に使う分には全く問題ありません。購入目的である、気軽にSNSサーフィンをするための端末という期待には、完璧に答えてくれました。

一方、不満なのは液晶の品質。価格を考えると仕方ない面はあるのですが、妙に青白くてコントラストが弱く、映り込みも激しいためかなり見づらい印象です。なお、ディスプレイに関しての設定は解像度だけで、色味やコントラストは全く弄れません。



試しにiPhone 5sと同じ画像を表示するとこんな感じ。色味はともかく、映り込みの激しさがわかるでしょうか?

ただし、これは明るい昼間のリビングでの話。夜になると、それほど映り込みが気になることもなく、そこそこ普通に見ることができます。基本的に昼間や屋外での使用は期待しないほうがいいようです。また、液晶の角度が130度までしか開かないのもマイナスポイント。上下の視野角が狭いこともあり、できれば150度くらいまでは開いて欲しかったです。


といったことで、液晶関係には不満があるものの、ネットマシーンとしては期待通りの能力を発揮してくれたChromebook 11。今後はより高性能なChromebookが続々と登場すると思いますが、Chromeしか使えないという特性を理解した上でとりあえず今すぐ欲しいという人なら、買って損のない端末だと思いますよ

(おしまい)

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