Google+のプロフィールページでの注意点

※Google+(グーグルプラス)は、2019年4月2日をもってサービス終了となりました。

Google+とは? 

Google+」とは、FacebookやTwitterに追い付け追い越せと人気急上昇中の、超有望SNS(※願望含む)。その最大の特徴は、フォローしたユーザーを「サークル」と呼ぶグループに振り分けられることです。

デフォルト状態では「友だち」「家族」「知人」といったサークルが用意されていますが、例えば「釣り仲間」「高校の友だち」「有名人」といった名前のサークルを自由に作成し、フォローしたユーザーを思い通りにサークルで分類することができます。
(複数のサークルへの振り分けも可能です。)

Google+に投稿する際には、その投稿の公開範囲をサークル単位で指定(または個人単位で指定)する必要があります。しかし、その一手間のお陰で、高校時代の友人についての話題は「高校の友だち」サークルのみに見せるようにしたり、釣りの話題は「釣り仲間」サークルのユーザー以外には見えないようにするといったことが、実に簡単にできてしまうのです。

Google+であれば、プライベートな話題を会社の上司に見られることなく、自分が選んだ友達だけで愉しむことも自由自在。メジャーなSNSの中で、現在最も「ソーシャル疲れ」の心配が少ないのがGoogle+だと断言できます
(Facebookでもグループ機能で同様の事ができるものの、使いやすさはGoogle+には遠く及びません。)



プロフィールページの注意点 

そんな便利なGoogle+のサークル機能ですが、プロフィールページについて、1点だけ注意すべき落とし穴があるんです


Google+のプロフィールページには「仕事」や「居住地」「学歴」「ホームページ等のリンク先」といった情報を記載する欄が用意されています。これらの項目は、投稿と同じようにそれぞれ公開するサークルを選択するようになっているため、「居住地」はリアルな知り合いのみに、秘密の趣味の「ホームページ」は同じ趣味のサークルユーザーのみに見せるといったことができます。


しかし、実はここが思わぬ落とし穴!


投稿の場合は、投稿の冒頭に「一般公開で共有しました」「友だちの友だちサークル」「限定公開で共有しました」などと、その投稿の公開範囲の概要が表示されます。

特に「限定公開で共有しました」の場合には、その文字部分をクリックすると、公開対象のユーザー数と、その中の一部のユーザーアイコンまで表示されます。そこまでの確認はせずとも、「限定公開で共有しました」と表示されている投稿は、自分を含む一部のユーザーのみに公開された投稿だということが、ひと目で分かります。

(※「一般公開」とは公開範囲を指定しない、誰にでも見られる投稿。通称「パン粉」。「友だちの友だちサークル」とは、文字通り自分がサークルに入れているユーザがサークルに入れているユーザーまで閲覧可能な投稿。「限定公開」は閲覧を許可するサークル又は個人を指定しての投稿。通称「げんこ」。)

投稿の場合は、このように冒頭部分に公開範囲の概要が表示されます。



「限定公開で共有しました」の文字部分をクリックすると、公開対象のユーザー数と、
その中の一部のユーザーアイコンが表示されます。



Google+では「限定公開」で投稿された話題については、「一般公開」の投稿内では触れないのが暗黙のルールになっています。そうでないと、内緒のつもりで話した「コミケ」の話題が、「そういえば昨日のコミケは楽しかったですか?」などと、一般公開した投稿へのコメント欄で白日のもとにさらされてしまう恐れがあります。これは大変ですすごく大変です


ところが、超重要な公開範囲の概要が、どうしたことかプロフィールページには表示されないのです!

例えば、リアルな知人だけに現在の「勤務先」を公開しているとします。あなたのプロフィールページを見に来たリアルな知人は、そこに「勤務先」が表示されているのを見つけます。特に「限定公開」らしき表示も見当たりません。

プロフィールページの各項目も、投稿と同じように公開範囲を設定できますが、
「一般公開」されている情報なのか、「限定公開」の情報なのかは、どこにも表示されません。



となれば、リアルな知人は「勤務先」は誰にでも公開しているんだと思い、あなたの一般公開の投稿に「そういえば君の務めている◯◯会社が新聞に載っていたよ」なんてコメントを気軽に書いてしまうかもしれません。あなたの秘密のホームページを見て面白いと思った「釣り仲間」ユーザーが、「◯◯さんのホームページが面白いよ」などと、一般投稿でおおっぴらに、善意いっぱいの宣伝してくれるかもしれません。

これは危険です。悪気がないだけに、すごく危ないです。



対策は? 

というわけで、誤って漏らされたくない個人情報は、「そもそも限定公開でもプロフィールには書かない」「プロフィールに、この情報は秘密だよ、といった注意書きも書き加える」「個別に、◯◯のことは内緒にしておいてね、と言ってまわる」といった対策が必要でしょう。

Google+ユーザーの方は、この機会に自分をプロフィールページを改めてチェックしてみることをお薦めします。また、逆に他のユーザーのプロフィールページで見える個人情報が、実はごく少数に対してだけ閲覧を許された限定公開情報の可能性もあります。プロフィールページで得た情報はあまり気軽に使用しない方がいいかもしれませんね。

(※この記事は2013年5月27日時点の仕様に基づいて書いたものです。今後Google+の仕様変更により、上記内容が変わることがありますのでご了承ください。・・・というか、公開範囲が表示されるように、早く仕様変更して欲しいです。)

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