ChromecastでiPhone&iPadの写真をキャスト!

「Google Chromecast(グーグル クロームキャスト)」発売開始のニュースを聞いて、真っ先に頭に浮かんだ2つの大きな野望があります。ひとつはYouTubeをテレビの大画面で見ること。もうひとつがiPhone・iPadのカメラロール内の写真を、同じく大きなテレビに映し出すことです。


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iPhone&iPadの写真をテレビに映したい 

YouTubeの方については宣伝文句にも謳われているとおり、Chromecastのセットアップが終わると、拍子抜けするほど簡単に野望を実現できました(前回記事参照:iPhone 5sで「Chromecast」をセットアップ!)。

しかし、問題はカメラロールの写真の方です。ChromecastがあればiPhoneの画面をなんでもテレビに映せるのではないかと誤解しがちですが、実際にChromecastを使ってテレビに表示できるのはChromecastに対応したアプリだけ。Apple様がiOSの標準アプリであるカメラロールをGoogleのChromecastに対応させるはずはなく、もろくも野望の半分が崩れ去ろうとしていました。
(追記:Androidアプリからの画面ミラーリングは、アップデートで対応予定です。)

そんなときに思い出したのが、「GoogleはChromecastのSDK(ソフトウェア開発キット)を配布している」というニュース。つまり開発者がこのSDKを使うことで、アプリにChromecastを使うための機能を組み込むことができるのです!


そこで早速「Chromecast」というキーワードでAPPストア内を検索! いくつかのアプリが出てくる中で目に止まったのが「Photo Cast for Chromecast」というアプリ。このPhoto Cast for Chromecastは、そのものズバリ、iPhone・iPadのカメラロール内の写真&ビデオをChromecastで見るためのアプリ。求めていたのはまさにコレです!



Photo Cast for Chromecast」はここからダウンロードできます。



「Photo Cast for Chromecast」の使い方 

使い方はものすごく簡単。Chromecastのセットアップさえ終わっていれば、画面上部に例のキャストアイコンが表示されるので、これをタップするだけです!


接続されるとこんな風にテレビに大きく写真が表示されます。これこれ、これをしたかったんです!



ところで、Photo Cast for Chromecastは無料アプリで大変嬉しいのですが、ひとつだけ注意点があります。三本線のアイコンから設定画面を開くと、「VIDEO DISPLAY OPTIONS」としてビデオの解像度を360p、720p(HD)、1080p(Full HD)の3種類から選べるようになっています。ただし、一番高解像度の1080p(Full HD)を選ぼうとすると、「PLUS users only」と表示され選択することができません。



この制限を解除するには、基本画面右下の「Upgrade」を開き、アプリ内課金で300円を払い、「Photo Cast PLUS」を購入する必要があります。



3種類の解像度を比較するとこんな感じ。上から360p、720p、1080pでの画面を撮影したものです。写真では撮影技術の問題もあって分かりづらいですが、完全にぼやけたような360pと比べると、720pは画質がかなり改善されます。しかし1080pを見ると、720pからさらに薄皮を一枚剥いだような鮮明さを手に入れられます。300円のことなので、できれば課金して1080pの環境にすることをおすすめします。
(追記:なお、動画の再生時は何かしらのフォーマットに変換してからChromecastに送っているらしく、動画の長さに応じた変換時間がかかります。変換が終わるまで辛抱して待ちましょう。)



ちなみに設定画面には写真の表示方法を選択する「PHOTO DISPLAY OPTIONS」の項目もありますが、「Fit Screen」は画面内に収まるように表示、「Fill&Center」は最初に画面いっぱいに拡大表示されたあと画面中心に向かって縮小されていき、最後は全体が表示されます。「Fill&Pan」は拡大表示された状態で上下にスクロールを繰り返します。


ということで、無事に当初の野望を制覇できて余は満足です! 大変満足です!
次の野望は、PCのCromeからのキャストと、配信型動画サービスのキャストですが、それについてはまた後日。

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